4話裏ダンジョンへようこそ

3/6
319人が本棚に入れています
本棚に追加
/323ページ
 きっと日本にいたときの天童だと、幸せなことだ。  みんなから嫌われて、  とっても幸せなことだって、おもっているのだろう。  だけど、いまの僕は、  いまの僕は。 「そんなこと思えない、ころせええええええええええええええ」  もう生きていることに飽きた。  一人だけ明智さんだけは幼馴染だけは味方だとおもっていた。  その味方が天童をいらない、  または天童は必要ないといっている。  異性として最近認識してきていた。  もしかしたら好きなのかもと天童はおもっていた。  でもその恋心は崩壊していく。  たくさんのクラスメイトたちが笑顔で、  まるであの世へと門がひらかれているように、  それでもデルシスさんだけは天童を助けようとしてくれている。 「それ以上やったら殺人罪で織田、お前をとらえるぞ」 「え? なんで? 俺様は誰も殺してないよ? どこにいるの? 人を殺そうとしている人は? 証拠は?」 「ぐうううう」  デルシスさんが、歯を食いしばって。 「僕はあああああああああああああああ」
/323ページ

最初のコメントを投稿しよう!