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きっと日本にいたときの天童だと、幸せなことだ。
みんなから嫌われて、
とっても幸せなことだって、おもっているのだろう。
だけど、いまの僕は、
いまの僕は。
「そんなこと思えない、ころせええええええええええええええ」
もう生きていることに飽きた。
一人だけ明智さんだけは幼馴染だけは味方だとおもっていた。
その味方が天童をいらない、
または天童は必要ないといっている。
異性として最近認識してきていた。
もしかしたら好きなのかもと天童はおもっていた。
でもその恋心は崩壊していく。
たくさんのクラスメイトたちが笑顔で、
まるであの世へと門がひらかれているように、
それでもデルシスさんだけは天童を助けようとしてくれている。
「それ以上やったら殺人罪で織田、お前をとらえるぞ」
「え? なんで? 俺様は誰も殺してないよ? どこにいるの? 人を殺そうとしている人は? 証拠は?」
「ぐうううう」
デルシスさんが、歯を食いしばって。
「僕はあああああああああああああああ」
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