2話裏技師の力

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 天童はすーはーすーはーと息を吐きながら、天童の目の前には緑色の板が出現していたのだ。 そこに表示されている項目を天童はゆっくりと見ながら、 本当にゲームみたいだとおもった。 そこにはこう書かれてあったのだ。 ――――――――――――― 天童カルト:レベル1:ヒューマン族 職業:裏技師 スキル  【裏道】裏の世界に通じる道を見つける 【裏武器】武器の裏の部分で攻撃するととてつもない威力が 【裏回避】よけていないだが裏ではよけている 【鑑定】ある程度のものを分析したり確かめたりすることができる ―――――――――――――  というのが表示されている。  裏の世界とはなんだろうか? 武器の裏の部分て、つまり剣だったら柄で攻撃するとか?  裏回避にいたっては理解不能、よけていないだが、裏ではよけている。  つまり魂でよけたってことか?  意味がわからない能力ばかりで、 「そう裏技師は基本的に戦闘で成長する分野ではないのだよ、正確にいうと、卑怯なことをして成長する職業でもあるが、悪いことではない、たとえば裏道をつかい敵に姿をみられず背後から一撃必殺など。そういったひじょーにせこい職業だ」 「それほめてます?」 「いやほめてるよ」  天童は頭をくしゃくしゃにして頷く、   「で教えてくれるんでしょ、強くなる方法」 「そのためにこのデルシスがいるのだよ」
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