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それぞれの惑星にはいろいろな恩恵があるのだ。
ドワーフだったらおそらくものをつくる能力が秀でているところが付与されたり、
リザードマンならドラゴンに変身する能力があったり、
本当にいろいろなことがあるらしい、
今後この世界を冒険していくうえで、学ぶ必要がある。
現在一人部屋にてどきどきはらはらしている。
天童が最後の訓練だった。
あの黒田先生すらも結構前に訓練は終わっており、
一人部屋にこんこんとノックする音が聞こえた。
扉をあけると、幼馴染の女の子がいた。
彼女の名前は明智餡子、彼女は1年生の中でトップクラスの美貌をもっている。
くるくると回転した髪の毛はいつも変化をたどり、
ツインテールにしたりポニーテールにしたり、団子状にしたり、
明智さんはどんな髪の毛でもにあう女の子だ。
彼女とであったのは幼稚園のとき、
もっとさかのぼればよちよち歩きのときからだ。
そのときの記憶はないが。
「ねぇ、天童君、ついに明日、命がけのダンジョンだね」
「そうだね、明智さんはどんな職業なの?」
「そんなの鑑定すればわかるじゃない」
「そうだね、でも失礼があるといけないから」
「うん、そうだね、わたしは天界師という職業なの、能力は言わないわね、みんな疑心暗鬼になってるから」
「それはお互い様だよ、それで今日はどうしたんだい?」
「うん、お願いがあるの、わたしを守って、あなたならわたしのことを守れるはずだから」
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