恥ずかしがり屋

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あの合コンがあってから3ヶ月が経った。 楽しみにしていた夏休みも終わり、10月の初めにある文化祭まであと1週間といったところ。 暑い夏が去って、そろそろ寒くなってきたなー、なんて、思っていたりする。 「もう10月といえさ、まだ暑いよねー。異常気象だ異常気象」 「そうだねー」 そう、教室はまだ気温が26℃ある。 例年ならもう中間服になっていてもおかしくはないのに、未だ夏服なのは、この異常気象のせいではないのかな? 「そういえばさー、華、あの男子、文化祭に誘うん?」 千里が言う“あの男”とは、勿論、浅野のことである。 あの合コン以来、私と浅野はよく遊びに行くようになった。 別に付き合っているわけではないし、呼び捨てでお互いを読んでいるのも、そっちの方が呼びやすいからだし。 「浅野が暇なら誘おーかなって思ってるけど?なして」 「いや、仲いーじゃん?だから誘うのかなーって思っただけ」 「実際さー、どーなん?本当に付き合っとらんと?」 「え?うん」 そう、もう一度言っておくが、付き合っているわけではない。 浅野がどう思っているかはわからないけど、今はフツーに友達。
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