箱の中身

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箱の中身

大体人類が滅んじゃってる世界で私と仲間1人は人がいる場所を探して砂地を歩いてた。 砂地を歩いているとおばあさんの二人組が歩いてたから話を聞くことに。 おばあさんたちの話によると海で船を見たとか。この先に街があって私たちそこへ行くのということだったので私達もそこへ行こうってなって、街へ。 街の前には門番みたいな人がいたからおばあさん達には街の外でまず待っててもらうよう言って、めっちゃ人相の悪い門番の所へ。 門番にいくつか質問されたんだけど意味がわからなくて、でもまぁ答えたら中に入れてもらえた。 門番が怖すぎたからちょっとこの街やばいかなって思ってたら普通の港街だった。 見かけはね。 なんかすぐに違和感を覚える。 露店の人はなんか計算できない人みたいでぶつぶつ呟きながら金数えたりとかしてて、なんかいる人自体もちょっとおかしいなっていう感じ。 で、町の中を見てたら長い列があってなんだこれはって思って見ていると外で待っててって言っておいたはずのおばあさん達が並んでた。 待っててって言ったのに何故並んでるのかってちょっと怒りを覚えながらこの列何なのって聞いたら、どうやらおばあさん達が信仰してる神様の寺院というかそういう場所で、おばあさん達は割と熱心な信者だったらしく、残ってて良かったこれでお祈りできるとか喜んでたの。 おばあさん達とは町まで一緒だったからちょっと情が湧いてたのと興味があったから一緒に並んでみることに。 ようやく建物の中が見えるなぁって位置に来たときにすごい違和感が。 なんかそこに行きたくない。 その建物の中に入りたくない。 とりあえず嫌な感じがするのでおばあさん達とは別れて、違う場所に行こうとゴミ捨て場に辿り着く。 ゴミ捨て場ではなんかよくわからないけど分別がされてて、箱とかが燃やされてる。 おじさんがゴミはちゃんと分別しないといかんよって機械的に喋ってて気味が悪いなって思ってここを後にした。 そのあと街をうろうろしてると、あの列に並んでた人が箱を持ってるのに気づく。 片方の人は大事そうにしてて、もう片方の人はめっちゃ気力がない。 最初に見たお金数えられなかった人みたい。 そこでまた気づく。 この街には子供がいない。 列に並んでるのは年老いた人かお母さんっぽい人が多い。 でもって箱を開けてない人は幸せそうで、箱を開けてしまった人はみんなおかしい。 おばあさん達も戻ってくると箱を持ってて、まだ開いてないのか幸せそうな顔をしてたので、何をお祈りしたんですか?ってきいたら、二人とも孫と子供についてって答えて、お祈りの後で祝福の証として箱を貰ったのと四角いその箱を見せて貰った。 形は二つとも違ったけど綺麗なリボンがされている箱。 でも、異臭がしてたのでおばあさん達にこの箱を貰っていい?って聞くとあっさりいいよってくれたので、それを持ってゴミ捨て場へ。 ゴミ捨て場に行くとおじさんがこっちを見て、ゴミは分別しないといかんよって言ってたんだけど、んなもんしるかって、火の中に箱を放り込んだ。 そしてそのまま走って逃げた。 捨てちゃったのとおばあさん達にこの場所から離れようって言っても多分無理だろうなぁって思ったのでそのまま船がある港に行ったところで夢が覚めました。 私が箱を捨てようと思ったのはその箱の中に恐らく、子どもの骨とかが入ってると思ったから。恐らく一緒にいた仲間も箱の中には良くない物が入ってると思ってたと思う。捨てる事に否定はしなかったし、そもそもおばあさんたちの箱を嫌そうに見ていた。 けど私は箱の中を見ずにんなもんしるかって火の中に放り込んだから、箱の中身がなんなのかは知らない。 同じような夢を見たら中を誰か見てほしい。
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