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蛇足
ふう。どうなることかと思ったが、よかったよ。ハッピーエンドで。
さて、多少なりとも穏やかになっただろうから、話を進める。
「オイ」や「オマエ」は確かに粗雑な言葉で、敬意も品も無いが、それを発するものの状態を表すものでもある。
その者は、言葉を考えることもできないほどの何かに苛まれている。仕事か? 時間か? いずれにしても、脳が休みを欲しているからこそ、軽い言葉でものを伝えようとするのだ。だからそれを取っ払えば、友好的な態度をその者は示すだろう。心ある人間なのだから。
だが、それを現代社会は許さない。税や法律、あらゆる物事によって個人はいつも責め立て続けられている。
それらを排除しようと考えると、敵はとても壮大で、だからファンタジーに心を向けるでのある。それは確かに幻想だが、その心模様がいつも発明を生み出している。それは事実であり、それがなくては人は己を己と思うことすら忘れるだろう。だから、人は物語を綴るのだ。
粗雑な論理。聞き難いものであったかもしれない。だからこれを読んでくれた方に誠心誠意で感謝を伝えよう。
「ありがとう。私を見付けてくれて」
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