金色の並走
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金色の並走
塗装された土手。 その中央に私は立つ。 さあ走ろう。 この季節だけは一人ぼっちじゃない。 薄暮のなか風が駆けた。 両側のススキが波を打つように、ひょろひょろと順番に頭を垂れていく。 走り抜けろ、この金色と一緒に。
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