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私が泣き止む頃には、情緒不安定だった私の感情はおさまっていた。そして、この世界に一体何があったのか。それを私は四人から聞くことになった。
「本当に大丈夫か?別に明日でもいいんだぞ?」
「ううん・・・今、聞いておきたいから。覚悟は・・・出来てる。」
この話を聞いて、もしかしたらまた不安定になるかもしれない。でも、それは自分がコントロールしなければならないもの。
昔はコントロール出来ていたんだ。だったら、今出来ないわけがない。
「・・・わかった。もし、辛くなったら言えよ?」
高杉さんは私の顔を覗き込むようにしてそう言った。私はコクっと頷いた。
それを見て、少し間を置いた後、高杉さんはゆっくりと話し始めた。
「お前が光に包まれた時、俺たちを四人は、龍馬の船に乗って海に出ていたんだ。」
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