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「な、なんだったんだ?」
「坂本。」
「わかっちゅう。以蔵、漕ぐの手伝ってくれ。」
「わかった。」
二人が船を漕ぎ、急いで引き返してみる。沖に着いた俺たちは大いに驚いた。
「な、なんっじゃこりゃぁぁーー!!!!?」
そこは、見たことの無い建物が何件かあり、幕府のお城がある所のてっぺんには、見たことも無いものが備わっていた。
「おおー!日ノ本がちぇんじしおった。」
「そんな呑気なこと言ってる場合じゃないぞ。」
「・・・どうする龍馬。手分けして散策してみるか?」
「それがいいな。」
以蔵の案に乗っかり、俺たちは街を見て回った。後で集合した時に龍馬に言われたが、外国の洋装をしている人と、そのまま着物を着ている人がいるらしく、街の中は今までより賑わっていなかったとか。
俺は、途中で新撰組に出くわした。気付かれないように隠れてその様子を伺っていた。
「おい、反応では屯所の方だったか?」
「あぁ。間違いなく、裏切り者の暁詩音だ。早く行くぞ。」
は?詩音が裏切り者・・・?どういうことだ。俺はそれを調べるべく、隊士たちに着いて行ったら案の定、詩音と出くわした
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