裏切られた吸血鬼

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詩音sideに戻ります。 「と、まぁこんな感じで・・・」 「いやいや、高杉さん説明下手くそすぎぜよ。」 「いくらなんでも分かりにくいだろ。」 「っるせぇ!!俺は昔から拳で語る派なんだよ!」 拳で語るタイプでもこれはアウトでしょ。国語力ゼロだね。学校に一人は居る何言ってるかわからないやつ。 「・・・つまりだ。簡潔に言うと、この国のヤツら・・・特にこの京一体は、陰陽術によって全員の詩音に対して敵対心を持っていて、城の上にあるレーダーで詩音の居場所を感知していたからあの時見つかった。という訳。 俺達は、その時日ノ本を離れていたから影響は受けなかった。どう、理解した?」 岡田さんが凄く分かりやすく説明をしてくれたおかげで、大体のことは把握出来た。それにしても、あの時に陰陽師たちは全員始末したはずなんだけど・・・まだ生き残りがいるのか。 「・・・つまり、新撰組も陰陽師たちに操られてるってこと?」 「そうぜよ。それも、とても強力なやつでな。だからわしらにも手の出しようがないんじゃ。」 ・・・じゃあ、私でもだめか。第一あの時元に戻せたら良かったんだけど、気が動転してそれどころじゃ無かったし。 それに、私がやられた時よりも強力だとすれば・・・きっと、元には戻らないだろう
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