51人が本棚に入れています
本棚に追加
詩音sideに戻ります。
「と、まぁこんな感じで・・・」
「いやいや、高杉さん説明下手くそすぎぜよ。」
「いくらなんでも分かりにくいだろ。」
「っるせぇ!!俺は昔から拳で語る派なんだよ!」
拳で語るタイプでもこれはアウトでしょ。国語力ゼロだね。学校に一人は居る何言ってるかわからないやつ。
「・・・つまりだ。簡潔に言うと、この国のヤツら・・・特にこの京一体は、陰陽術によって全員の詩音に対して敵対心を持っていて、城の上にあるレーダーで詩音の居場所を感知していたからあの時見つかった。という訳。
俺達は、その時日ノ本を離れていたから影響は受けなかった。どう、理解した?」
岡田さんが凄く分かりやすく説明をしてくれたおかげで、大体のことは把握出来た。それにしても、あの時に陰陽師たちは全員始末したはずなんだけど・・・まだ生き残りがいるのか。
「・・・つまり、新撰組も陰陽師たちに操られてるってこと?」
「そうぜよ。それも、とても強力なやつでな。だからわしらにも手の出しようがないんじゃ。」
・・・じゃあ、私でもだめか。第一あの時元に戻せたら良かったんだけど、気が動転してそれどころじゃ無かったし。
それに、私がやられた時よりも強力だとすれば・・・きっと、元には戻らないだろう
最初のコメントを投稿しよう!