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「笑顔を忘れ・・・何もかも失った私はきっと、何もかもに哀れみを感じていたのかもしれない。」
それでも私は、永遠を生きるから、前進み続けなくてはならない。でも、前に進みたくても、その一歩一歩が重く感じた。
「・・・とりあえず、今は休息だ。俺達も変わってからあまり時間が経っていない。もっと調べる必要がある。」
「確かにそうだな!!詩音も、あんまり落ち込むんじゃねぇぞ?」
「・・・うん。」
希望を持ってはいけない
感情を持ってはいけない
私はいつも、感情のない人形。どの物語にも出てくる、悲しい悲劇のヒロイン。
笑顔に怒りを感じ、喜怒哀楽全てが凶器に見える。
それでも、あの時の私には・・・新撰組が全てだった
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