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光に包まれ私、暁 詩音は呆然と立ち尽くしていた。
幕末には変わりないのに・・・洋装の建物がある。どちらかと言うと、五稜郭の戦いがあったくらいの服装を新撰組隊士はしていた。
でも、だんだら模様の浅葱色の羽織を着ているのには変わりない。一体・・・どうなってるんだ?
「おい、こっちだ!!」
気が付けば、隊士達が私に刀を向けて殺気を放っている。そして、思わぬ事態が起こったのだ。
「ねぇ、どうしちゃったんですか?私・・・何かしましたか?」
「何かしましたか?とぼけないでくださいよ。貴方は・・・この世界にいてはならない存在なのだから!!」
「な、なにを・・・・・・くっ!!!??」
何かに縛られたように私の身体は地面に叩き伏せられたようになった。立ち膝でおさまったのだが、これは正しく・・・陰陽術。
何故新撰組がこれを使えるの・・・・・・?
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