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「待って!なんで・・・私を捕まえる必要が・・・」
「それはお前がこの世にいらない存在だからだ。」
そう言って隊士を掻き分けて出てきたのは・・・あろう事か、土方さんだった。その後ろには総司もいた。
「土方さんに総司!助けてくれませんか、この人たち・・・言う事聞かなくて・・・・・・。」
「何を言ってるんですか詩音。」
この瞳は・・・・・・。私が新撰組に入った時と同じ・・・少しでも変な事をすれば殺すのサイン・・・。どうして!!
「私たちはずっと貴方を信じていたのに、まさか貴方の方から裏切るなんて思いませんでしたよ。」
「な、何言ってるの?私は・・・裏切ったりなんか・・・・・・。」
「第一、新撰組に入った時からおかしいと思ってたんですよね。なんでそんなに私たちに執着するのか・・・。案の定、裏切ってくれましたね。」
もう・・・この人達に私の言葉は届かないのか?
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