裏切られた吸血鬼

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「じゃあ・・・・・・ずっと、私に向けていた笑顔は、嘘・・・・・・なの・・・?」 「嘘・・・?はは、嘘に決まってるじゃないですか。貴方を(あざむ)くための罠ですよ。」 ・・・・・・そう。そうなんだ。だったらもう・・・ナニモイウコトナンテナイ 『・・・そっか。また、裏切るんだね。』 「お前らには悪いが、ここで消えてもらう。」 そう言って土方さんと総司も抜刀して私に向ける。もう・・・どうにでもなればいい。 「・・・そうやって裏切るんだ」 『そうやって僕らを見下す』 「やっぱり一人でいないとダメなんだね」 『もう・・・笑えないんだ』 「誰にも信用されないこんな世界」 『生きる事も許されないこんな世界』 「滅んでしまえばいい」『滅ぼしてやる』 私はそのまま吸血鬼の姿になり、隊士達の結界を破る。それと同時に私は願った。 こんな世界なんて壊してやる・・・と。
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