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「くっ!抑さえられないか。」
すると、私の隣に見知った人が現れる。それはあの時・・・私の前に現れた燕だった。
「お呼びでしょうか。」
「・・・ここにいるやつら、全員殺せ。容赦するな。」
「・・・御意」
私が命ずると、燕はとてつもない速さで近くにいた隊士達を切り刻んでいく。土方さんと総司は、私の方に刀を構えたまま殺気を放っていた。
「それがお前の本性か。」
「本性・・・?何を言ってるの。」
『最初に裏切ったのはそっちだよね?』
「本性も何も、こうしたのは貴方達だから。」
私が歴史を変えたのは間違っていたんだ。第一、あの時私が生きたいなんて言わなければこんな事にはならなかったんだ。
もう・・・こんな世界要らない。それなら、全て壊してしまえばいい。
どうせ、私の居場所は
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