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「……駄目だ。
もう終わりだ。
下がってろ、柚葉。
やっぱり、俺が出頭してくる」
いやいや……。
かばってくれるのは嬉しいですが、貴方、おまわりさんに、なにも新事実告げられないし。
黙って立ってる変な人になるのがオチですよっ。
そう思いながら、柚葉は慌てて辺りを見回す。
驚く人。
興味津々な人。
怯える人。
安堵の表情を見せる人。
大きなガラス扉が開いて警官たちがなだれ込んで来たとき、一点を指差し、柚葉は叫んだ。
「あなたが犯人だったんですねっ」
ええっ? とみんなが振り向き、ええっ? と警官たちもそちらを振り向く。
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