#プロローグ

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#プロローグ

すべての問いに答えがあるものだと思っていた。 マルかバツか、零か百か。 曖昧なものなんて、無意味で無価値で、自分には関係ないものだと思っていた。 人生はゲームのようなもので、自分自身に与えられた正しいルートを進むために生きているのだと、本気でそう信じていた。 高校三年生の夏までは―――。
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