1064人が本棚に入れています
本棚に追加
/142ページ
夏休み、おばあちゃん達と温泉に行く事になった。
楽しみだけど、たいちゃんは食べ物の話ばかりする。
デパートで水着を買ってもらえる事になった。
さえちゃんを思い出した。
おばあちゃんがいつも、いとこだね、似てるねって、話してた。
さえちゃんは今、5歳。
月子がたいちゃんと出会った頃と変わらないくらい。
(さえちゃんに負けるものか!)
そんな事を何故か考えた。
さえちゃんの方が可愛いから、月子と交換しようとか言うかもしれない。
たいちゃんは時々、変なことを言うから…。
たいちゃんは時々胸が大きい方がいいという話をする。
だったら大きな胸が好きなはずだ。
(ビキニだ…ビキニを着れば大きな胸になるはずだ!)
そんな馬鹿な事をどうして考えたかは、さっぱり分からないけど、それはたいちゃんのひと言ですぐに考え直された。
最初のコメントを投稿しよう!