エピローグ

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エピローグ

 『東陵高校で、また自殺――。高校二年生の天海俊孝君が、今朝、自身の教室で首を吊って自殺しているのを教師が発見した。病院に搬送されるものの、その後、死亡が確認された。警察は自殺とみて捜査を開始している』  「ねーねー私達ってすごくない? これだけ人を殺しているのに、捕まらないって」  「うんそうだね。私達、才能あるんじゃない?」  「才能ってなんの才能だよ」  「人殺しの才能」  「そんなん自慢になんねー」  「でもさ、これも青春だよね」  「そうそう。思い出だよ」  「そういえば、チームの名前どうする? まだ決まっていないよね」  「そうだね。前から決めようと思っていたところだ」  「なにがいいかな?」  「『自殺教唆クラブ』ってどうかな?」  「いいねそれ。皮肉が利いてて」  「それじゃそれで決まり」  「これからもクラブ活動がんばろー」
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