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「んんっ?!」
あまりにびっくりして声を上げてしまった。
「どうしたんだね?」
僕の様子を見ていた医師が声をかけた。
異物をティッシュに吐き出し、異物を見ようとティッシュを広げながら、医師に言った。
「何か堅いもの……が……」
自分の体から出てきたものを見つめ、言いかけた言葉が消えた。
ティッシュの中にあったのは、青く光る鉱石だった。
覗き込んだ医師も言葉を詰まらせ、青い鉱石を見つめている。
しばらくの間があり、医師が言った。
「これがなんなのか、検査機関で調べてもらいます。これが、なんであれ咳と違和感の原因は、おそらくこれが原因でしょう。結果が出たらこちらから連絡します」
「あぁ、それまでに何か体の不調があるときは、いつでも連絡してください」
会計を済ませ病院を後にしたが、結局は何も分からなかった。
「はぁ、まぁしょうがないか」
そうつぶやきながら、空を見上げた。
結果を待つしかないな。
しかし、あの青い鉱石は何だったんだ?
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