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第7章 僕は……
「おはよう! 蒼太、お前ちゃんと寝てるか? 冴えない顔してんぞ」
「うん。一応……ありがとう」
「大地はいつも元気だね……」
綾那はまだ少し、さやかちゃんことユミのことを考えてしまうようだ。
リー・シャオイェンーー通称:スチームパンクーーたちが捕まったことで、久しぶりに学校に登校できた。
「もうすぐ学園祭があるらしいぜ。行ったらスゲー手伝わされそうだな」
大地は、手伝わされそうと言いながら、とても楽しそうに言った。
「学園祭か〜」
色んなことがありすぎて、自分が高校生だって忘れてた。
「そっか、もうそんな時期なんだね〜」
綾那もしみじみしている。
「おーよ。俺ら色々ありすぎたからな。少しは高校生らしいことして楽しもうぜ」
「うん」
確かに大地の言う通りだ。
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