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ピエロ4
私はXX(エックスエックス)といいます。
全知全能の神YYの彼女です。
彼とつき合いをはじめて、2679年になります。
いきなりですが、彼はあぶないです。
なぜかというと、彼が生と死を握っているからです。
あぁ あんなアホが・・溜息しか出ないぜ。
いや 溜息しか出ないわ。です。
ほんと、子羊が不憫でしかないぜ。
いや 不憫でしかないわ。です。
じゃ何が?と分析してみましょう。みなさん。
まず前提が大切です。
彼はアホです。
いや、アホなんです。
オーディエンス
「一緒ですよ~」
「丁寧になってないよ~」
すみません。
確かに。
これも彼のせいです。
迷惑な存在なんです。
彼の前では、どんな嘆きも、どんな懇願も、どんな雄弁な演説も・・
意味はありません。
彼がそれに答えていう言葉は常に
「いいんじゃね」なんです。
はぁ?ですよね?
「いや~ 神様。私はお願いをしているんです。」
という子羊の懇願を何度、何万回聞いたことか!
彼女である私の身になってみろっつうの!
いや、身になってください。
みなさま、結論を得ましたね。
なぜ彼があぶないのか。
「なぜならば、彼はアホだからです。」
ご清聴ありがとうございました。
オーディエンス
「アホしか言っていませんよ~」
「でも、嫌いになれないアホなやつでしょ!」
ちゃんちゃん
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