圭太とちいちゃんの楽しい調理実習の巻

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 圭太はそんなちいちゃんを横目で見てから彼女に顔を向け、「あれ、どうしちゃったんだよ、角谷!コーチしてくれよ!」 「え、ええ、するけど、でもねえ、良原君、どうしても言ってくれないの?」 「うん、これはねえ、角谷、女の子の秘密にしといた方が良い事だから聞かない方が身の為だと思うよ。」 「何よ!良原君!そんな意味深な言い方して!益々聞きたくなっちゃうじゃない!」 「別に意味深じゃないよ、角谷が自分に正直になれば、分かる事さ。」 「正直になれば?」 「うん、まあ、女の子はこういう事に関しては女の子特有の習性なんだと思うんだけど反射的に恥ずかしがってカムフラージュしちゃうから正直になるのは無理だと思うし、かまととぶったり猫かぶったりするのが可愛かったりするから正直にならない方が良かったりするよ!」 「えー!?」  ちいちゃんは珍紛漢紛になった。 「まあ、女の子はこういう事に関しては隠し立てするように仕込まれてるし、慎ましやかであったり清らかであったりする事が美徳とされてるからそうなっちゃうんだろうけど、その点、男は制約って言うか拘束を受けないから正直さ。可愛い女の子に、見たいんでしょって言われたら、ああ見たいって答えるに違いないもんね。尤も、女の子が自らそんなこと聞く訳ないけどね。でも女の子は僕らが可愛い女の子程、興味の有る事を知ってるから僕らにスカート捲りとかされると恥ずかしいには違いないから嫌がっては見せるけど、私はそれ相応に魅力的に思われてるんだわっていう思いが生まれるから嬉しそうにもするよねえ。角谷はどうなんだい?」 「どうなんだいって嫌に決まってるじゃない!」 「えっ、嫌?へえ~、嫌なんだ・・・」  圭太が疑いのまなこでちいちゃんを見つめ出すと、その衷心を抉ろうとする鋭い視線にちいちゃんは尋常でない物を感じ、思わずスカートの裾の前をエプロン越しに両手で、さっと押さえた。 「な、何だよ、その真似!幾ら僕でも授業中にスカート捲りなんかしないよ!」 「だって変な目で見つめるんだもん!」 「いや、変な目って僕は只さあ、スカート捲りされた時の本音の気持ちを探ってるだけだから安心しなよ。」  そう言われてちいちゃんは用心しながらスカートを押さえるのを止めて、「だから嫌って言ってるじゃないの!」 「という事はパンツを見られたくないんだね。」
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