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「あっクラス同じやん!」
そう言ったのは小学6年生の高木ゆか。
「ふふ、6年連続で同じだね。私嬉しいよ。」
返事をしたのは同じく小学六年生の宮本のぞみ。
2人は親友でいつも一緒にいる。
6年連続でクラスが同じでとても親しい
親友。
「クラス変わって気分はウキウキやけど、悪魔くるか心配やんなー?」
「そうね、だけどミシェルやキャットがいるじゃない、私たちは心配しなくていいの。わかるでしょう?」
「わかっとるけどさー…去年も始業式に襲いに来たやん、悪魔。」
「たしかに、怖いけど…」
「何?あんた達悪魔怖い?」
笑いながらキャットがそう心配する2人に声をかけた。
「キャットは心配とかないんやろ?キャット強いし。」
「あははっ。そうだね。アタシは全然怖くなんかないよ。
…でもね、アタシが怖くないっていうことはあんた達も怖くないってことよ?アタシはあんた達を守るのが宿命。それだけのために生まれてきたようなものなの。」
そう言って笑い飛ばした。
ゆかとのぞみはその言葉に安心したのか顔を見合わせて笑った。
笑ったキャットの目は何故かすこし寂しそうな目だった。
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