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「何も無いね。」
「そうね、アタシたち、来る意味はなかったみたい。」
2人は周辺を見てそう言った。
体育館へ帰ろうとすると草むらからザザっとするような音が聞こえた。
「なに…?」
「悪魔…ではないよね?」
2人は何も恐れずに草をめくった。
そこにいたのは2匹の虎だった。
「なにこれ?なんでこんなとこに虎がいるの!?」
焦っているふたりにお構い無しにチーター2匹は2人にバブルのような丸いものを投げつけた
それは、キャットの頭に直撃した。
「ヴェ!痛い!」
そう叫んだ瞬間2匹の虎は奥に逃げた。
「悪魔ではないわ。ならなんだというの。でも絶対に…悪魔ではない…。動物型の悪魔なんて…それにさっきのバブルの攻撃…神秘的だったわ。」
ミシェルはゴクリと唾を飲み込んだ。
「キャット…これって…」
「…今は考えなくていいわ。虎…追いかけるよ…。」
「…そうね。」
2人はダッシュで2匹の後を追った。
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