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【番外編1】ロッドが最近気になること。
「はー!数学の授業おわった!やっと終わった!私、世界の勝者や!」
高木ゆかがそう叫ぶ。
「次、理科よ。」
冷静に宮本のぞみがそう答える。
「えー、数学のあとに理科とか嫌がらせやん!やめてほしいわー。」
ふっとのぞみは笑う。
「ほら、移動教室だから急ご。」
「ちぇー。」
2人が話しながら廊下を歩いてるとロッドに会った。
「あ、おはようございます、ロッドさん。」
「おはよーロッド!」
「元気だね。おはよ。」
そう言って通りすがろうとすると、
「ねえ、」
そう言ったのはロッドだった。何か気になる。
「君、宮本のぞみさん…だっけ。」
「はい、そうですけど…」
「勘違いだったら申し訳ないんだけど…君、スーパーパワー使える?」
「それはロッドさんたちが使える特殊能力のことですか?」
予想外の質問に悩むのぞみ。
「いや、いいんだ。多分俺の勘違いだ。」
「はあ、そうですか。」
「そんな冷めんなってー!」
ロッドは急にテンションをあげてのぞみにそう言った。
「じゃ。またなー。宮本さん、高木さん。」
2人はロッドに手を振った。
(いったいなんなの…普通の小6がそんなパワーとか使えるわけないじゃない…。ばっかじゃないの。)
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