【番外編1】ロッドが最近気になること。

1/3

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ

【番外編1】ロッドが最近気になること。

「はー!数学の授業おわった!やっと終わった!私、世界の勝者や!」 高木ゆかがそう叫ぶ。 「次、理科よ。」 冷静に宮本のぞみがそう答える。 「えー、数学のあとに理科とか嫌がらせやん!やめてほしいわー。」 ふっとのぞみは笑う。 「ほら、移動教室だから急ご。」 「ちぇー。」 2人が話しながら廊下を歩いてるとロッドに会った。 「あ、おはようございます、ロッドさん。」 「おはよーロッド!」 「元気だね。おはよ。」 そう言って通りすがろうとすると、 「ねえ、」 そう言ったのはロッドだった。何か気になる。 「君、宮本のぞみさん…だっけ。」 「はい、そうですけど…」 「勘違いだったら申し訳ないんだけど…君、スーパーパワー使える?」 「それはロッドさんたちが使える特殊能力のことですか?」 予想外の質問に悩むのぞみ。 「いや、いいんだ。多分俺の勘違いだ。」 「はあ、そうですか。」 「そんな冷めんなってー!」 ロッドは急にテンションをあげてのぞみにそう言った。 「じゃ。またなー。宮本さん、高木さん。」 2人はロッドに手を振った。 (いったいなんなの…普通の小6がそんなパワーとか使えるわけないじゃない…。ばっかじゃないの。)
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加