【第1章】魅せる

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【第1章】魅せる

「おはよー、ミシェル。」 そう言ったのはキャット。 あの金髪のキャット。 かつて腰まであった髪の毛はバッサリ切られていて、今は肩までパーマのかかった美しい髪。 「ん、おはよ。」 ミシェルはだるそうに返事をした。 ミシェルはかつて肩までしか髪が伸びていなかったが 今では足にあたるくらい伸びている。 高い位置でくくったツインテール。 頭の右に小さなシルクハットをしているのがとても魅力的だ。 2人は洋の館というところに住んでいる。 そこには他にも数名住んでおり皆仲が良く、ミシェルはその中の館主だ。 今日も朝から微笑ましい会話が続く。 しかしそこにナゾの姿なかった。
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