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子作り休暇に励む馬鹿夫婦
警察庁祓魔課の休息 文化祭熱闘編
新学期が始まり、子供達は揃って学校に、幼稚園に向かい、ぽつんとした空虚さが満ちる勘解由小路邸には、しかしながら濃密な桃の果実の甘い香りと、男女の体臭に満ち溢れていた。
「ちょっと、ちょっとだけ待とうか真琴。ああ、今解ったよ。仙桃には強い回春効果があるのは間違いないんだが、だからと言ってすぐ子供が作れる訳ではむが!」
勘解由小路は真琴のおっぱいの谷間に引き寄せられた。強い発情した女の、噎せるような色香がしていた。
ベッドの横には緑がクークーと寝息を立てていた。
スピーカーからはケニー・バレルのムーン&サンドのマイシップが穏やかなサウンドスケープを演出していて、緑は幸せそうに眠っていた。
誰も、子作りを邪魔しなかった。これ幸いと真琴は桃を剥き始め、ジューサーの電源を入れながら服を脱ぎ捨てていた。
もう逃げられるものではない。勘解由小路は覚悟を決めた。
「桃太郎だ。あのジジババは子供が出来なかったが、桃を食って若返り、元気一発若さで励み、結局桃太郎を妊娠したのがあの物語の真相だ。ああ凄いおっぱいの匂い。ああだからな?そんなに子供が出来なくてもガッカリしちゃ駄目だぞ?まあそれはそれとして、いただきまーす。ああおっぱい堪らん。どこがいいんだ?左鎖骨の間の黒子か?それとも横乳の黒子か?ペロペロしちゃうぞー。ああああ!あと60回しよう!俺のオス蛇ちゃんいいか?いいんだな?奥にキスしちゃうぞ。ほいチュッチュ」
「あ、ああ♡大っきい。大っきいでしゅ。ああん♡降魔しゃんと真琴のがアリスちゃんの中で混じっちゃっていましゅ♡いやん♡ああ大っきい♡しゅてき♡あ♡あ♡ううん♡ああ。こんなに♡熱いでしゅ♡」
勘解由小路にしがみつく真琴の太腿がかすかに痙攣して、勘解由小路の腹の辺りをぎゅっと締め付けた。
ああああ。ぐったりと真琴のおっぱいに顔を埋めた。真琴の汗と母乳の匂いが胸に広がった。
「緑が産まれてなんだかんだ忙しかったな。あと59回だ。今日一日休まずしような?愛する真琴」
おっぱいの付け根に舌を這わせて勘解由小路は言った。
絶頂の余韻に浸る真琴は、トロンとした顔で頷いていた。
その日、勘解由小路は休む気満々だった。
学校で何かある気もしたがどうでもよくなっていた。
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