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 口にピザを運んでいた手が止まる。  開けた口を閉じるとピザを皿に戻した。 「ごめんなさい、オレまた余計なことを」 「陵くんて、まだ高校生なのにすごいよね。しっかりしてて、ちゃんと自分の意見持ってる。やっぱり徹二さんたちの育て方がよかったのかな」  そう言って笑った良徳さんの顔が悲しそうで、今にも泣き出してしまいそうだった。 「あ、ほら早く食べないと冷めちゃいますよ」 「え、あ、そうだね、ごめんごめん。いただきます」  それから当たり障りのない会話をしながら食事を終え、車に戻ったとき自分の考えていたことを口にした。 「オレ、父さんと母さんが親でよかったって思ってます。尊敬してるし、オレもあんなおとなになりたいって思ってるんです。良徳さんも今両親とはうまくいってるんですよね。それにオレの父さんだって育ててたわけだし。だから言い訳ばっかりじゃダメだと思うんです。本当に誰かに好きになってもらいたいなら、まずは自分が自分を好きになってあげなくちゃ」

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