終わった

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終わった

僕は同じ学校の同じ学年の女子に自殺を止められた。僕は死にきれずになんなら自殺未遂で終わったことにがっかりした。同じ学年の人に見られて、明日話題にされるのが怖かったためだ。僕はそのまま家に帰ろうと思い急いで立ち上がり、出口の方に向かって歩き出すと 「ちょっと待ってください山城さん。ちょっとだけ話したいことがあるのでついて来てもらってもいいですか?」 「はぃ、わかりました。」 なぜか僕は承認してしまった。駅の簡易改札を出ると、彼女は歩いてどこかに向かって行く。僕も彼女の後ろを追って行くようについていき、最終的には一軒の家に着いた。家は誰もいないことを表すように家の中の電機は着いておらず、僕はここで何を聞かれるかが少し怖かった。 家の中に上がるよう言われ僕は言われたまま家の中に上がった。そして彼女の部屋に案内され僕は部屋の中に入り座った。 「あのぉ、いったい何の要件何ですか?」 彼女は何も話さず、どこか違う部屋に向かった。数分後にお茶をもって自分の部屋に戻り僕は彼女に再度問いかけた。 「いったい何の用事があるんですか?」 彼女は『ふぁ』とため息をした後にゆっくりと話し始めた。 「あなたはなぜ今日自殺しようと思ったんですか」 あんのじょう自殺の事を聞かれた。僕は隠すことも無く 「人生に少し疲れたというか何というか、もう嫌なんですすべてが」 僕は情けないと思ったが素直に彼女に話した。これが明日クラス内で話題になるのだと思うともう学校に行くことすら危うくなるのだけど、また明日自殺をすればいいと心に決心をした。 「そうなんですか。あなたは今後毎日私と一緒に行動しなさい」 彼女は唐突に話し僕は驚いた。 「一緒って何でですか!」 「いいから一緒に行動するのです。明日朝7時に駅に集合ですよ」 彼女は自分の話しを終えると、帰っていいと言い俺を帰らせた。 その後僕は家に着くまで彼女の事を考えていた。
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