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2日目 凛視点
「ふぁ〜…」
目を開けるとう腕の中で気持ちよさそうに寝る晴の姿…
昨日結局起きなかったからベッドに連れてきた事を思い出す…
「なんか暖かいな…」
昨日は久し振りに優しい夢をみた。
寝ていた晴に伝えた「居なくなるな」って声は届くはずが無いのに、夢の中で俺たち2人は幸せそうにずっと一緒にいる夢だったんだ。
「本当。俺にとって都合が良い夢だな…」
現実は3日以内に晴は死ぬ予定だ…
引っ越してから電話するまでは三日間だった
そして電話で伝えられた晴の死。
晴の親は精神的ショックのため亡くなった事しか聞けなかった
だから三日間晴が事故に合わないようにずっと俺が側に居よう…
「朝ごはん作るか…」
まだ夢の中に居る凛を起こさないようにそっと抜け調理に取り掛かる。
「引っ越す予定だったしな…何もねぇ…」
仕方がない。近くのコンビニまで買い足しをするか…
買い出しのために部屋へ戻り晴に声をかける
「まだ寝てて良いからな…少し出かけてくる」
「んっ…」
おでこに優しくキスをして離れると晴が反応した為起きたのか?と心配になったが、どうやらまだ夢の中のようだ。
「よし。早く買ってくるか」
晴に披露する初めての手料理.どんなのを作ろうか…そう考えながら家を出た
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