デートコースは定番で

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「ほら!凛早く!次あれ乗りたい」 「はいはい。」 どうやら俺の彼氏は遊園地が好きらしい。さっきからいろんなところに振り回されてるけど悪くない。 だってこんなに楽しそうな晴がまた見れるのだから。 「そうこれが乗りたかったんだ!」 そう言いながら晴が向かったのは、1番人気のジェットコスターだ。 彼女と遊園地は来たことが合ってもジェットコスターを乗るのは幼稚園ぶりだ。 「そう言えば俺、ジェットコスター幼稚園ぶりだ」 「ん?でも凛彼女と行ったんじゃなかったっけ?」 「よく覚えてるな…ジェットコスターはあまり、乗らなかったんだよ」 「へぇー。そうだったんだ。凛ジェットコースター得意そうだから」 「さぁな……乗らないと分からない」 幼稚園の頃の記憶なんて無いしな。 「えっそれ大丈夫なの?」 「ん。物は試しだろ。それに乗ってみたいしな。お前と二人で」 「そっか。じゃあ二人で乗ろうよ」 「あぁ。」 「ふふ笑。楽しみだな」 「俺も。」 少しだけ緊張しながら久しぶりに乗るジェットコスターはとても楽しいものだったのだ 凛の表情も沢山見れて、俺的には満足だ だけど何故か行こうとウキウキしていた晴がダウンしていた。 「なんで乗りたがってたやつがダウンするんだよ。」 「うう。ごめん。。」 どうやら乗り物酔いをしたらしい。凛が落ち着くまで待っていよう 「ほら飲み物」 「ありがとう……」 「おう。」 こうやって日常から離れると男二人で遊園地もありだなって本気でそう思う。 だけどそれは相手が晴だからだろう。 いつもとは違う距離だからこそ見れる表情が沢山あった。 楽しそうな顔、恥ずかしそうな顔、嬉しそうな顔。どれも自分だけに向けている顔が嬉しかてたまらなかった。 また来るのも悪くない。今この瞬間。はるが隣に居てくれる俺は凄い幸せものだ。
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