お泊り 晴目線 ※スター内容含む

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お泊り 晴目線 ※スター内容含む

凛と二人とか無理すぎる…俺は心の準備も出来てないのに… 凛は下心が無いのか、純粋になんで?と聞く その言葉にえ?俺たち男子高校生だよ!?性欲ぐらいあるでしょ!?と言う言葉を思わず飲み込む。 普通泊りなんて相手が女子だったら悩みものだけど。 やっぱり男同士だからそういう考えに至らないのだろうか。 凛がここまで意識してないのも凄く嫌だな 「晴。お前コーヒー無理だったよな?今紅茶しかねぇから紅茶で良いか?」 「うん。」 凛の家に来たの数年ぶりだな… どこを見て良いのか分からないな。 本当に引っ越しする予定だったと分かるほど前より物が少くない。 「悪いな。テレビとか無くて…ここに叔父、叔母が住むから大体残ってるが…まぁ見ての通り少ない」 「そうなの?ここに、凛一人で住むのかと」 「あー。まぁ行くのやめたの急だったしな」 「なるほどね。」 たしかに…急に引っ越すと言われてから1週間もたっていない。その間に気持ちの変化があったのかな… 「ほら。ミルク多めの紅茶」 「ありがとう」 こうやってお互いの好みがわかるって何か良いなぁ… 「無理矢理連れてきて悪りぃ。その…怒ってるか?」 凛のこの瞳に俺は凄く弱い。 捨てられた子犬のような目をして問われるとついつい許してしまう 「もう怒ってないよ」 「そうか。それなら良かった…凛とまだ一緒に居たいって思って」 「うん俺も。」 正直その言葉はすごく嬉しい。緊張はしてるけど… 「なぁ。晴」 「ん。何〜?」 「好きだよ」 「〜っ。」 急にそんなこと言うなんて本当、反則… 「はは笑顔真っ赤だな。晴は顔にすぐ出るから分かりやすいな」 「もー!そう言うこと言うなら顔見るの禁止!」 「それは嫌だなぁ…なぁ晴ほらこっち向けよ。な?」 うっ…すごく優しいその声ずるいよ凛。 「ん…っ」 振り向いた瞬間。凛の顔がドアップだった事に驚く。あキスだ。そう思い目を閉じて委ねる。 「なぁ。晴少し口開けて?」 「ん。こ、こう?」 「ん。上出来。」 そう言われてされたキスは凄く濃厚なものだった。頭がぼーっとするような激しいキス 「んんっ…り…ん…」 流石に苦しくなり凛の胸を叩く 「ん。ごめん。やりすぎた」 「…は…ぁ…」 唇を舌で舐める姿が妙に色っぽい… 「晴。」 お互いさっきの余韻が残る中抱き締められたい身構える。 「そんな身構えるな…今日は手ださねぇよ」 どうやら凛も考えてくれていた事が分かる 「こうやって晴と触れ合ってたいんだ…」 「ん。俺も」 そう言って抱き締め返す。凛の暖かい腕の中で安心してついついウトウトする。 「り…俺…いな……な」 何か重要な事を凛が言ってるよ気がしたけど、暖かい腕の中で睡魔に勝てず俺はゆっくりと目を閉じた
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