2日目

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動物園を一回りし満足した俺たちは、凛の家に向かう為。動物園を抜けた。 周りはオレンジ色に染まる景色の中、俺たちはそっと寄り添う様に懐かしい道を歩く 「久しぶりにこの道通るな」 凛の家に向かう道は中々通る事がなく、本当に久しぶりだった。 「そうだよね。凛が俺の家来るのいつぶりだっけ…」 凛の家には一回しか行った事が無かった。 その一回は随分昔のことだ。 「確か…お前が風邪ひいたいらいじゃねぇ?」 「あー!確かにそうかも。」 「懐かしいなぁ。出会って3ヶ月頃だったな。風邪ひいたお前にプリントを届けに行ったのが最後か」 「そうそう。あれが最後だったね。なんだかんだ遊ぶのは外だったし。家行くなら凛の家だったし…懐かしいなぁ。」 あの日の事は何故かいまだに憶えている。 今思えば本当に晴のことを好きになったのはこの日がきっかけだったかも知れない。 六月のとある涼しい時期。 だけどその日は少し蒸し暑い日だった
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