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だけど晴は…もう戻らない人となってしまっていた。
晴の母によると、晴は……俺に確認したいことがある。どうしても話したいことがあるんだと。そう言って出掛けたらしい。
そして、向かう途中車に…………
それからの俺は罪悪感、後悔の日々を過ごした。晴の顔を見るのが怖くて、葬儀にも行かず、地元に帰ることもしなかった。
でも何度もやり直したいと。願いが叶うなら、あの日をやり直したいとも思っていた。
でも過去に戻るなんて非現実なことを考えるのも可笑しなことだった。
自分を攻める日々中、その非現実的な願いが叶った。
タイムマシーンができたと発表されたのだ。
勿論、人々は、そのタイムマシーンに夢中になった。
過去に戻りたい人間は沢山いる。そこで戻りたい人間を募集し、選ばれた者から過去に戻る特権を得られた。
俺はそれに選ばれ今の状態に至る。
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