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リスタート
「んっ…ここは?」
目を覚ますと壁には昔好きだったバンドのポスター。そして勉強机。
趣味丸出しの本棚。制服。どれも俺が高校の時に使っていたものだ。
「懐かしい…」
どうやら、過去に戻ることに成功したようだった。そんなに経っていないのに随分昔のことのように感じるな…
「未来の俺の部屋どうなってんのかな…こんなふうに変わってないといいな。」
父と俺は引っ越し際、叔父、叔母が実家を引き継いだ。
晴の事件以来、実家がどうなっているのか知らないのだ。
「感傷に浸ってる暇は無い…それより晴がもうすぐ来るはず…」
晴が来る前にやることをしなくては。
「あと二時間…」
時間は刻一刻と迫っていた。
晴に出来ることをまず考えよう。まずは自分の気持ちを晴彦に言うことだよな
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