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自分には縁のない話だと思っていた。
自分だけの王子様が私を見つけてくれて恋すること。
私は、一生、自分だけの王子様が来ないかもしれない・・・。
「輝先輩、一緒に帰りましょ!」
「駄目よ、輝は私たちと帰るんだから!」
「輝、好きなもの頼んでいいから、私たちとご飯行きましょ?」
・・・、ふぅ~。
これ、みんな女子の会話。
「輝は、私の王子さま!」
私は女子に生まれたのだけどな。人から見たら王子に見えるらしい。
王子様風女子高生はわたし、竹下輝です。
女の子に囲まれて羨ましい?・・・基本楽しいけどやっぱりちょっと複雑な気持ちだよ。
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