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今度こそあなたと結ばれたい!
ガチャ!
突然部屋の扉が開き、私はびくっとする。っていうか、やばい!こんな姿見られたら、男だったら特に笑われるよ・・・。
「真知、隠れさせて!」
「え、ちょっと、輝!?」
私は真知を盾にして隠れる。とりあえず顔は隠せた。顔を隠せばさすがに誰かは分からないと思ったからだ。
「竹下輝さんいらっしゃいますか?」
丁寧な話し方だけど明らかに男の人がこの部屋に入ってきた。ちらっとみると、一人じゃなく、複数の男子生徒がぞろぞろと・・・。私は顔尾を青くし真知にしがみつく。はやく、出てってよ!と願いながら。
「さ、さあ~。帰っちゃったんじゃない?」
真知がとぼけてくれた。けれどすぐ嘘はバレた。くすりとそのうちの一人が笑う。
「可愛い隠れ方するね?竹本輝ちゃん?」
・・・あっという間に私と真知は5人に囲まれている状態になった。もう嫌だ・・・。
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