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「確か…真弓は高校の同級生の
瀬戸舞子さんとランチするって
言ってたな。」
幸いにも舞子の電話番号は知っていたので
電話を掛けてみた。
舞子とは電話で話す事が出来たが…
彼女の話しでは午前11時半に横浜市内の
飲食店で真弓と待ち合わせしたが
いつまで待っても来なかったらしい。
真弓とは電話も繋がらず心配だったが
舞子はそのまま家に帰ったとの事だった。
誘拐は本当だったのだ!!
急いでコインロッカーの鍵を探す拓哉は
真弓が化粧台の一段目の引き出しだけは
絶対に開けないで欲しいと
言っていた事を思い出した。
「電話の男は絶対に見られたくない所に
鍵を隠しているはずと言っていたな…」
化粧台の引き出しを開けると
そこにはコインロッカーの鍵が入っていた。
「あった!!これだな。うん…なんだろう」
ロッカーの鍵と一緒に真弓の筆跡で
メモ紙が入っていた。
メモ紙にはメッセージが書いてあった。
"私に何かあっても心配しないでね。
大丈夫だよ。安心して。
二人の愛を確かめ合った日を思い出してね"
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