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「二人の愛って…こんな状況でどうやって
安心すれば良いんだよ」
拓哉が警察に通報するべきか悩んでいると
また非通知設定で電話が掛かってきた!!
時刻は午後4時になっていた。
また例の男からだ。
「コインロッカーの鍵はあったな?
それは横浜駅のロッカーの鍵だ。
百貨店そごう近くのロッカーを開けて
ブツを運んでもらう。
必ず一人で来いよ。分かったな。
また1時間後に電話する。」
それだけ言うとまた電話が切れた。
「仕方ない…行くか。」
拓哉は急いでアパートを出ると
川崎駅から在来線で横浜駅に向かった。
電車内で拓哉は真弓の事を心配して
色々考えるが頭の中を整理出来ない。
そういえば先週、映画を観に行った後も
真弓の様子がおかしかった。
「拓哉…ちょっと話したい事が…
やっぱり何でもない。ごめんね。」
真弓に聞き返したけど
結局何も教えてくれなかった。
最近は夜中によく電話が掛かってきて
真弓が誰かと話していたのも不審に思ったし
何かトラブルに巻き込まれたの
かもしれない。
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