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町の人たちは皆、贅沢三昧をする女王の所為で自分たちが貧しい生活を強いられていると思っていますから協力しない筈がありませんでした。
で、噂は忽ち広まり、城内へも広まってゆき、女王さまの耳にも直ぐに届きました。
「そんな珍しい布があるなんて!直ぐにもその布で服を作らせましょう!でも、その前に大臣が有能か無能かを判断する絶好の機会だから大臣たちにそれぞれ報告させましょう。」
そう思った女王さまは、まず正直者で通っている大臣をスッケベエ機織り店へ見に行かせました。
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