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「今の感覚を忘れなくてもいい。でも、新しい感覚は宗馬の将来に必要なことだから少しだけでもいいから受け入れて」
「わかった。多分、あと何年もかかるけど…」
母親の顔をしている妻もいいなと思ったのは秘密だ。
ドアを開けて中に入るとそこには父がいた。
「どうして・・・・・」
「古都音さんのご両親と妻の代理で私が来た。この子が・・・・・」
息子を見て少し頬を緩ませる父。
めったに見ない顔だ。
「初めまして、宗馬君。君のおじいちゃんです」
「おじいちゃん・・・・・」
どうしていいかわからなくて困っている息子に助け船を出す。
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