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同日。東京、秋葉原。
『ガーディアン関東支部での事件以降、現在の所旅団の動きは見られず……』
ファルブラックの整備部品の代用品調達にこの街に来ていたクオンは、電気屋のテレビでガーディアン関東支部壊滅のニュースを目にしていた。
「お嬢ちゃん、うちでバイトしない?給料は弾むよ?」
「時間、ないから……」
そんな彼女の姿を見てメイド喫茶のスカウトが声を掛けてくるが、拒否してクオンはその場から立ち去る。
「そう、もう時間はない……」
今の彼女にはもはや、そのような事に付き合っている余裕などない。
「黒曜旅団……あなたたちの好きにはさせない」
ガーディアンが壊滅し、黒曜旅団が動き出した今、街を守る事が出来る存在はファルブラックただ一つなのだから。
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