第八話 そしてここから

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 その夜、町外れの山岳地帯。 「旅団長閣下」 「わかっている」 「それでは……」 「今こそ只野市に怪獣を解き放ち、あの女を引きずり出すのだ」  ここから、また新たなる戦いが始まろうとしていた。 「かしこまりました」  銀髪の男が指示すると、突如辺りに暴風が吹き荒れる。  そして大地を割り、木々を薙ぎ倒し、森の中から現れたもの。それは……。 「大翼怪獣フレアノドン、蹂躙せよッ!」  大翼ロボット怪獣フレアノドン。  全高34m、重量620t。  大きな翼を広げ、空から狙いを定めて地上の敵を狩る飛行型ロボット怪獣である。
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