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僕は出たばかりのバイトのシフト表を眺めながら考えていた。
大きな舞台公演は先月千秋楽を迎え、今月の劇団の仕事は打ち合わせが若干あるだけだった。
バイトのシフトは2週先の日曜日があいていた。
香奈に会えるとしたら、この日だった…。
「……………めんどくせぇ」
正直な言葉が口をついた。
「会っても、意味ないし………」
なんのために会うのか?
僕は疲れていた。
こんなんで香奈と付き合ってるって言えるのだろうか。
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