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「ねえ、何してるのー? あ、日直?」
そのユイだかユミだかは教室に入ってきて、俺の隣の席の椅子を引っ張り出して座った。
「うん、そう」
「ねえ寺島くん、終わるまで待ってるから一緒に帰ろ」
え、何? 一緒に帰るって。めんどくさいんだけど。
1回ヤッたくらいで彼女ヅラする女とか、ほんとムリ。
「今日はちょっと用事あんの。ごめんね」
ニッコリ笑ってそう言ったら、目の前のユミ? はちょっと頬っぺたを膨らませた。何それ、可愛いと思ってんの?
「じゃあ、今度ね!」
いやいやいやいや、今度とか面倒だからやめて。心の中で勘弁してと呟きながら、教室を出てくユミ? の背中を笑顔で見送った。
最近、女遊びも飽きた。みんな簡単に落ちるし、簡単に股を開く。
んで、すぐ彼女ヅラする。つまんないし鬱陶しい。なんかおもしろいことねーかな。
「ふぁぁぁぁぁ」
デカいあくび出た。やばい、まじ眠い。
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