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シーン58
相も変わらず康介は早苗の喫茶店に入り浸っていた。閉店になる夜10時までその喫茶店のカウンターで例の小説を書きながら時間を過ごし、閉店後、早苗と一緒に早苗の部屋に帰る。
そんな毎日を過ごしていた。
「お待たせ!帰ろ」
「飯、どうする?」
「帰りにラーメンでも食べようか」
「いつもんとこ?」
「いいよ」
助手席に座る早苗が康介の肩にもたれるように甘える早苗にも慣れたような康介に見えた。
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