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さて
あれから、2日程立った。
その2日で、新たな部屋を借りて、そこを師匠と俺の部屋になり、元の家には戻らずに残りの年数を師匠や皆と楽しく過ごす事が当面の目標だ。
ただ、修行は、一先ず、お休みの形となり、日々をどう過ごすか、部屋の中で話し合いがもたれた。
「んー、修行じゃなくて、ジンと楽しく思い出が作れる何か…」
大抵は、修行になってしまうのと楽しい事を考えると中々思い浮かばない。
「楽しい事…楽しい事…あ、師匠、やりたい事が。」
「ん?」
「冒険者ギルドの依頼内容ですね、まだ、俺の歳だと受けられないんですけど、師匠なら出来ますよね。」
「あー、なるほど。」
そう、冒険者ギルド。
なんやかんやで、それに触れる事が無かった。
修行では無く、お手伝いの形でどんな物か体験したい気持ちがあった。
師匠は、少し考える様に腕を組み。
「それなら、新人のグループの手伝いをして貰おうサ。」
「新人グループ?」
「そう、確か、まだまだ日が浅く、歳も若い冒険者のグループが1組いた筈サ。その子達と、ボクの付き添いの元、色んなクエストに挑戦するのサ。」
「おぉぉぉ!」
俺は、思わず、目を輝かせる。
知らない事の挑戦は、こうも胸を滾らせてくれるので、師匠を焚きつける。
「じゃぁ!早速、冒険者ギルドに行きましょうよ!」
「あわわ!分かったサ、ちょ!」
俺は、師匠の腕を引っ張って、冒険者ギルドに向かっていった。
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