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理由
夜中に目が覚めるわけは、
゛うちのおじさん゛だったのだ。
おじさんとは言っても、私の主人なのだが…。
数年前に、なぜか彼のイビキに参ってしまい、
「悪いけど、イビキうるさいから他の部屋で寝るよ?いいよね?」
「そんなにうるさいかな?おれ…。」
「うるさいよー!今日からとなりのへやでねるからね。」
と私は言って、強引に別の部屋で寝ることを決めたのだ。
おじさんは、夜勤をしているので帰宅がちょうど午前3時頃になるのだった。
彼は会社帰り、24時間スーパーで私のために食材を調達してくれている。
買ってきた食材を冷蔵庫にしまうため、ガサガサゴソゴソと音をたてていたのだ。
今日はその音を聴きながら、『ありがとう。』と心の中で呟いた。
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