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2時46分ですべてが変わってしまった。
人生のなかで、人それぞれ自分の時計を進めていく。
ゆるゆると、規則的に。
でも、同じ様に時を進められない人もいるだろう。
おかしなことじゃない。
あの日以前とあの日以降で
変わらない日々が訪れている人は
少ない。
変わってほしくないものが変わり、
失われ、
いまだなお喪失の悲しみが続く。
少しでも早く元の生活に、
元の時計に戻せたら
苦労はしないだろう。
悲しいことを心から悲しみ、
恐れていたことを
少しずつ自分から手放し、
自然と時計が進むのを
私は待っていたい。
焦らなくていい
あなたがまだあの日に留まっているとしても、
見守っていたい。
まだ3時にはならない。
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